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爪の縦線・凸凹の原因は?|皮膚科に相談したいサインとネイルとの付き合い方

爪の縦線(縦すじ)や表面の凸凹が気になる方に向けて、考えられる原因の整理と、皮膚科に相談したいサインを三沢のネイルサロンの立場からまとめました。年齢とともに縦の筋が入ることがあると医学書でも説明されていますが、横に入る溝や黒っぽい線など、見た目だけで判断しないほうがよいものもあります。この記事では Nail Salon ‘em が、見分けるときの考え方と、毎日のケア、ネイルとの付き合い方をご紹介します。

爪の縦線は年齢とともに目立ってくることがあります

爪は、爪の付け根にある「爪母(そうぼ)」という部分で作られ、少しずつ指先のほうへ伸びていきます。ふだん目にしている硬い部分は「爪甲(そうこう)」と呼ばれ、ケラチンというたんぱく質でできています。

医学書「MSDマニュアル家庭版」では、加齢に関する注意点として、年齢とともに爪が乾燥してもろくなったり、縦に筋が入ったりすることがある、と説明されています。つまり、縦の筋そのものは、年齢による変化のひとつとして挙げられているものです。

ただし、見た目だけで「年齢のせい」と決めつけることはできません。皮膚の病気によって爪に縦方向の隆起が出ることもあるため、後半の「皮膚科に相談したいサイン」でご紹介する変化があるときは、皮膚科で診てもらうことが大切です。

縦の筋・横の溝・点のくぼみは分けて考えましょう

ひとくちに「爪の凸凹」といっても、出方によって考えられることが違います。明るい場所で、どの向きに、どんな形で出ているかを一度よく見てみてください。

縦に細い筋が入っている

年齢による変化として挙げられているのは、この縦の筋です。一方で、扁平苔癬(へんぺいたいせん)という皮膚の病気でも、初期に爪の縦方向の隆起や割れが出ることがあると説明されています。扁平苔癬は、治療しないと爪に元に戻らない変化が残ることがあるとされており、早い段階で診てもらうことが大切です。縦の筋だから必ず心配いらない、というわけではない点は覚えておいてください。

横に溝が入っている

爪を横切るように入る溝のうち「ボー線」と呼ばれるものは、爪の成長が一時的に遅くなったときにあらわれます。MSDマニュアル家庭版によると、感染症やけが、全身の病気、化学療法のあとに生じることがあります。医師向けの「MSDマニュアル プロフェッショナル版」では、ボー線が生じた爪も時間の経過とともに正常な成長を再開するとされていますが、なぜ成長が遅くなったのかは、爪だけを見てもわかりません。体調面も含めて、医療機関に相談してみてください。

小さなくぼみが点々とある・表面がザラザラしている

爪の表面に小さなくぼみが点々とあらわれる変化は、乾癬(かんせん)や円形脱毛症で見られることがあると説明されています。また、表面が紙やすりのようにザラついて濁った状態は「粗造爪」と呼ばれ、円形脱毛症・扁平苔癬・アトピー性皮膚炎・乾癬に伴って生じることがあり、子どもに多いとされています。

爪の真ん中にだけ段差や溝がある

爪の根元あたりを別の指でこすったり、つついたりする癖があると、爪が作られる根元の部分がくり返し刺激を受け、爪の中央部に変形が出ることがあります。MSDマニュアル プロフェッショナル版では、こうした動作による反復的な外傷が原因となる変形が紹介されています。無意識に触っていないか、一度振り返ってみるのもよいと思います。心当たりがない場合や、気になる状態が続く場合は、皮膚科で相談してみてください。

皮膚科に相談したいサイン

次のような変化があるときは、ネイルで隠す前に皮膚科を受診してください。ネイルサロンは、病気かどうかを判断する場所ではありません。

  • 縦の筋に割れ(裂け目)を伴う、爪の根元の半月部分が赤っぽい、爪が薄く小さくなってきた
  • 茶色や黒っぽい縦の線がある(とくに線の幅が広がってきた、色が濃くなってきた、中年以降になって新しく出てきた、爪のまわりの皮膚にまで色がしみ出している、爪の形が変わってきた場合)
  • 爪を横切る溝がくっきり入っている
  • 小さなくぼみが点々と出ている、表面がザラついて濁っている
  • 爪が指から浮いてきた、厚くなってきた、色が変わってきた
  • 爪のまわりに痛み・腫れ・赤みがある

▶ 黒っぽい縦の線について

新潟県立がんセンター新潟病院は、爪の縦方向の黒い線は爪の悪性黒色腫(メラノーマ)の初発症状として多い一方で、日本人では正常でもときに見られるものだと説明しています。そのうえで、線の幅が広がる、爪のまわりの皮膚に黒いしみ出しがある、それに伴って爪が変形してくる、という場合には悪性黒色腫を疑う必要がある、としています。

線があるからといって怖がりすぎる必要はありませんが、自分で見極めようとせず、早めに皮膚科で診てもらうのが安心です。色のついたネイルで覆ってしまうと、線の幅や色の変化に気づきにくくなります。ネイルをしている場合は、落としてから受診したほうがよいか、事前に医療機関に確認しておきましょう。

毎日の過ごし方で気をつけたいこと

年齢による縦の筋が、ケアで消えるとは言えません。そのうえで、爪をこれ以上傷めないために、日々の習慣で見直せることがあります。

  • 保湿を習慣にする…年齢とともに爪は乾燥してもろくなりやすいとされています。爪の根元やまわりにオイルやハンドクリームをなじませる習慣を。保湿や水仕事の工夫は爪が割れやすい・薄い原因は?自分でできる対策とケアを解説でくわしくご紹介しています
  • 爪の根元を別の指でこする・つつく癖を控える…爪が作られる根元への刺激を減らします
  • 凸凹を自分で削って平らにしようとしない…表面を削れば、そのぶん爪は薄くなります
  • 水や洗剤にふれる回数を減らす…水や洗浄剤などへの頻繁な接触は、爪が指から浮く「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」の原因のひとつに挙げられています

とくに気をつけたいのが、ジェルネイルをオフしたあとです。表面に残ったジェルや凸凹が気になって、つい削りすぎてしまいがちな場面です。オフ後の爪の整え方はネイルオフ後の爪ダメージケア|やるべき3つの習慣もあわせてご覧ください。

縦線・凸凹があってもネイルは楽しめる?

皮膚科に相談したいサインに当てはまらず縦の筋の見た目が気になる場合や、受診して心配ないと言われた場合は、ネイルで指先を整えるのもひとつの方法です。当てはまるかどうか自分では判断がつかないときは、先に皮膚科で確かめてからにしましょう。

なお、爪の変形の原因となっている病気で治療を受けている方については、MSDマニュアル家庭版に、治療をしても爪の見た目が戻らないときは、ネイリストが爪を適切に切りそろえて磨くことで、変形が目立ちにくくなる場合もある、という趣旨の記述があります。これは病気の治療をしても見た目が戻らない場合についての記述で、年齢による縦の筋について書かれたものではありません。治療中・治療後の爪にネイルをしたいときは、まず主治医に相談したうえで、その内容をネイリストにお伝えください。

ジェルネイルは「隠す」もので「治す」ものではありません

ジェルネイルは、ベース・カラー・トップと層を重ねて仕上げるため、浅い筋であれば表面がなめらかに見えやすくなることがあります。ただ、それは筋を覆って見えにくくしているだけで、爪そのものが変わるわけではありません。オフのたびに表面を削りすぎると、かえって爪を薄くしてしまうこともあるため、つけ替えの間隔も含めてネイリストと相談しながら続けるのが安心です。

色をのせずに整えるという選び方も

ジェルをお休みしたいときや、まずは爪の状態を整えたいときは、色をのせないネイルケアだけのご来店という選び方もあります。考え方はネイルケアだけでサロンに行ってもいい?素爪を整えるという選択でご紹介しています。

三沢のネイルサロン ‘em でご相談いただけること

Nail Salon ‘em では、施術の前に爪の状態やご希望、生活スタイルをうかがうカウンセリングを行っています。「縦の筋が気になるけれどジェルはできる?」「ケアだけでもいい?」といったご相談も、その場でお聞かせください。ネイルケアのメニューでは、爪の形を整え、甘皮処理や保湿ケアまで行います。メニューの内容はNail Salon ‘em のご案内ページをご覧ください。

なお、先ほどご紹介した皮膚科に相談したいサインがある場合は、サロンの予約よりも受診を優先してください。

まとめ|まずは「どの向きに、どんな形で」を見ることから

爪の縦線は、年齢とともに入ることがある変化のひとつです。一方で、割れを伴う縦の筋、横の溝、点状のくぼみ、黒っぽい線、爪の浮きや変色などは、見た目だけで判断せず皮膚科に相談したいサインです。

気になったときは、まず出方をよく見て、サインがあれば受診を。そのうえで、日々の保湿と、爪を触りすぎない・削りすぎない習慣を心がけ、ネイルを楽しむときは爪の状態をネイリストと共有しながら進めていきましょう。三沢でネイルやケアのご相談先をお探しの方は、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。

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