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爪が欠けた・折れたときの応急処置|血が出た・黒ずんだときの受診目安

爪が欠けた・折れたときの応急処置を、三沢のネイルサロンの立場からまとめました。爪の先の白い部分だけが欠けたのか、ピンクの部分まで折れて血が出ているのかで、その場でやることは変わります。医学書「MSDマニュアル家庭版」では、爪の下にある爪床(そうしょう)という組織を強く傷めると、爪が変形したまま戻らないことがあると説明されています。この記事では Nail Salon ‘em が、欠け方ごとの手当てと、医療機関に相談したい目安、ネイルとの付き合い方をご紹介します。

爪が欠けた・折れたら、まず「どこまで」かを確かめます

慌てて爪切りを手に取る前に、明るいところで欠けた指をよく見てください。次の3つのどれに近いかで、このあとの手当てが変わります。

  • 爪の先の白い部分だけが欠けた…血は出ておらず、痛みもほとんどない
  • ピンクの部分まで折れた・裂けた…血が出ている、しみる、指先の皮膚まで傷がある
  • ぶつけたあと爪の下が黒っぽくなった…暗い紫色の斑点があり、ズキズキと痛む

2つ目と3つ目に当てはまるときは、自分で整えるより医療機関への相談を先にしましょう。大量に出血しているときは、ためらわず救急車(119番)を呼んでください。それぞれの章で目安をご紹介します。

爪の先の白い部分だけが欠けたとき

白い部分だけの欠けは、服や髪に引っかかって、欠けが広がらないようにすることが大切です。欠けた角がとがっていると、引っかけたはずみで裂け目が奥まで進むことがあります。

▶ 引っかかる角は、やすりで軽くなめらかに

とがった部分は、爪やすりで角を落とす程度に整えます。欠けた形に合わせて、ほかの爪まで一気に短くそろえる必要はありません。すぐに整えられないときは、絆創膏などで爪の先を覆っておくと、引っかかりを防げます。

▶ 切るなら、白い部分を少し残して

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、爪には指先の皮膚を守る役割があり、短く切りすぎると指先がかさついたり、ひび割れたりすることがあると説明されています。手の指の爪は指先より短くならないように、指先の形に合わせて丸く切り、白い部分を少し残すのがよいとされています。欠けた部分を取り除こうとして深く切り込まないよう注意しましょう。

ピンクの部分まで折れた・血が出たとき

ピンクの部分は、爪の下の皮膚(爪床)が透けて見えているところです。ここまで折れたり裂けたりして血が出ているときは、まず止血を優先してください。

東京消防庁の資料では、一般の人ができる止血の方法として、清潔なガーゼやハンカチ、タオルなどを重ねて出血しているところに当て、その上から押さえる「直接圧迫止血法」が紹介されています。血がにじんでくる場合は、はじめに当てた布は外さずに、上から重ねて押さえます。にじみ続けるときは、押さえる位置がずれているか、力が弱いことが考えられるそうです。土などで汚れた傷は、水道水で十分に洗い流してから手当てをし、そのあと病院で診察を受けるよう案内されています。

MSDマニュアル家庭版では、爪床を強く傷めた場合、特につぶれるようなけがでは、爪が変形したまま元に戻らないことがよくあると説明されています。そのリスクを減らすには、すぐに傷を修復する必要があるとも書かれています。血が止まっても、ピンクの部分まで深く折れた、爪がぐらついている、指先が強くつぶれたというときは、様子を見ずに、できるだけ早く医療機関で診てもらいましょう。押さえ続けても血が止まらないときや、指先が大きく欠けた・つぶれたときも、すぐに医療機関へ相談してください。総務省消防庁のリーフレットでは、大量の出血を伴うけがは、ためらわず救急車を呼んでほしい症状とされています。救急車を呼ぶか迷うときは、青森県では「#7119」(救急安心センター事業)に電話で相談できます。

浮いた爪は自分で切り取らないで

折れて浮いた部分が気になっても、皮膚とつながっているところを無理に引っ張ったり、切り取ったりするのは控えましょう。傷を広げてしまうことがあります。浮いた部分は絆創膏などで覆って引っかからないようにし、そのまま受診するのが安心です。

ぶつけたあと、爪の下が黒っぽくなったとき

ドアに指をはさんだ、重いものを落としたというあとに、爪の下が黒っぽく見えることがあります。MSDマニュアル家庭版では、けがのすぐ後に爪の下に血がたまる状態を「爪下血腫(そうかけっしゅ)」と呼び、爪の一部または全体の下に暗い紫色の斑点としてあらわれ、非常に激しいズキズキした痛みを伴うと説明されています。

同書によると、爪に小さな穴をあけて血を出すことで痛みをやわらげる処置があり、この方法は最初の24時間以内に行われた場合のみ効果があるとされています。これは医療機関で行う処置なので、ご自身で爪に穴をあけるのは控えましょう。強い痛みがあるときは、我慢して様子を見るより、早めに医療機関に相談しましょう。また、血腫が小さくない限り、通常は数週間で爪がはがれ落ち、その下から新しい爪が生えて置き換わる、とも書かれています。

▶ ぶつけた覚えのない黒い点・先へ動かない点は受診を

MSDマニュアル家庭版では、爪の下の腫瘍でも似たような暗い紫色の斑点ができることがあると説明されています。けがによる斑点は数分のうちにあらわれ、爪が伸びるのにつれて先のほうへ移動していきます。一方、腫瘍による斑点は少しずつあらわれ、時間がたっても同じ場所にとどまるとされています。同書では、小さな血腫でも、爪といっしょに先へ移動していくかを注意して見る必要があるとされています。ぶつけた覚えがない黒っぽい点や、ぶつけたあとの点でも爪が伸びるのに合わせて先へ動かないときは、ネイルで隠さず皮膚科で診てもらってください。

ジェルネイルをしている指が欠けたとき

ジェルネイルの先が欠けたり、一部が浮いたりすると、つい指ではがしたくなるものです。ただ、浮いたジェルを無理にはがすと、自爪の表面まで一緒にはがれて傷めてしまうことがあります。オフのしかたはジェルネイルのオフ方法|セルフとサロンの違い・爪を傷めないコツでまとめています。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、付け爪と自爪のあいだにすき間ができると、緑膿菌の感染を生じることもあると説明されています。欠けや浮きをそのままにして長く過ごすのは避けたいところです。爪が緑っぽく変わってきたときは、グリーンネイルの原因と対処法|初期症状の見分け方とやってはいけないこともあわせてご覧ください。

同じ皮膚科Q&Aでは、女性の手の爪の厚みは0.5mm前後で、ジェルネイルを削って外すことをくり返すと、自爪がしだいに薄くなると書かれています。削りすぎて、爪の下から出血することもあるようです、とも書かれています。ジェルネイルを付けたあとに爪甲剥離(爪が浮く状態)を起こし、ジェルネイルを外した例も紹介されています。欠けをきっかけに、ジェルを続けるか、いったん休むかを考えてみるのもよいでしょう。

血が出ている・痛むときは、ネイルの予定より受診を先に

ジェルの下で自爪が折れて血が出ている、指先が腫れて痛むといったときは、サロンのご予約より医療機関への相談を先にしてください。ジェルをしたまま受診してよいかは、予約の際に医療機関へ確かめておくと安心です。

欠けにくい爪のために、ふだんからできること

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、爪の先の表面が薄くはがれる、いわゆる二枚爪の原因として、爪の水分が少なくなることと、爪先にかかる外からの力が考えられると説明されています。同じ回答では、外気が乾燥する冬に起こりやすいとされ、マニキュアの除光液を使いすぎないこと、水仕事のときはプラスチック手袋を着けること、爪の表面に保湿剤を1日数回塗ることなどがすすめられています。これから乾燥が進む季節は、次のような習慣を意識してみてください。

  • 水仕事のときは手袋を着ける
  • 手を洗ったあとに、爪と爪のまわりも保湿する
  • 爪を短く切りすぎない(白い部分を少し残す)
  • マニキュアの除光液を使いすぎない
  • 爪を道具代わりにして、シールをはがしたり缶を開けたりしない

爪が薄くて割れやすいと感じている方は、爪が割れやすい・薄い原因は?自分でできる対策とケアを解説もご覧ください。

▶ 同じ爪がくり返し縦に割れるときは

同じ皮膚科Q&Aでは、爪が縦に割れる状態の原因として、爪の付け根の甘皮(爪上皮)の異常のほか、爪の根元に腫瘍がある場合も考えられると説明されています。同じ指の爪が先から根元に向かって縦に割れることをくり返すときは、ケアで様子を見続けず、皮膚科に相談しましょう。

まとめ|欠けた場所を確かめて、血・痛み・黒ずみがあれば医療機関へ

爪の先の白い部分だけが欠けたときは、引っかかる角をやすりで整えたり、絆創膏で覆ったりして、欠けが広がらないようにしましょう。ピンクの部分まで折れて血が出ているときは、清潔な布で押さえて止血し、早めに医療機関で診てもらってください。ぶつけたあと爪の下が黒っぽくなって強く痛むときも、我慢せずに相談することが大切です。ぶつけた覚えのない黒っぽい点や、爪が伸びても先へ動かない点は、皮膚科で診てもらってください。

三沢市の Nail Salon ‘em では、施術前のカウンセリングで爪の状態やご希望をうかがっています。ジェルネイルのオフのみでのご来店もできますので、欠けや浮きが気になるときはご相談ください。色をのせずに素爪を整えたい方には、爪の形を整え、甘皮処理や保湿ケアまで行うネイルケアのメニューもあります。血が出ている、痛む、腫れているといったときは、サロンのご予約より受診を先にしてください。メニューの内容はNail Salon ‘em のご案内ページ、ご相談はお問い合わせからお気軽にどうぞ。

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